概要¶

mikutter の TL の仕様として
「一番上に最新のツイートを表示している状態で新しいツイートを受信すると既存のTLが下にスクロールする」
という機能がある。

この機能とマウスオーバーアイコンが提供するUIの組み合わせにより生じる問題がある。

詳細¶

事象¶

ツイート受信時の TL自動スクロールとマウスオーバーアイコンによるふぁぼ・RT機能が複合することにより

1. ふぁぼろうとしてマウスカーソルをアイコン上に持って行って照準を定める
2. ここだっ!! とクリック
   • → 上記 2アクションの間に新たなツイートを受信する
     • → クリックする直前にクリックしようとした場所にTL上のひとつ上のツイートが滑り込む
       • → 結果として意図していないツイートに対して誤ふぁぼあるいは誤RTする

という事故が発生する。

影響¶

以下のような事例や報告が観測されている。

• TL流速が速いとそもそもふぁぼが困難
• 取り消したいけれどあんふぁぼ通知でがっかりさせるのも申し訳ない
• 誤RTしたツイートに特殊な性癖の画像が添付されていて失われた信頼が戻ってこない
• 誤ふぁぼられた人から因縁をつけられ訴訟沙汰となる

報告事例¶

https://twitter.com/tsutsuii/status/268369800374407168

ふぁぼろうとしたらTLがスクロールしてRTになる事案が発生

https://twitter.com/tsutsuii/status/290473645338394624

ふぁぼろうとしたらTLが流れて次のツイートを誤爆する事案が発生

https://twitter.com/nonakap/status/686372302141796352

mikutter、ユーザアイコン上にマウスカーソルがある状態(ふぁぼなりリツイートしようとしている状態)ではTLをスクロールさせないで欲しい…

https://twitter.com/Akkiesoft/status/774828087187869696

@charsiuCat 別のをふぁぼろうとした瞬間にマルベリータが滑りこんできて誤ふぁぼした、訴訟

対策案¶

とりあえず安直に以下の2つの案が考えられる。

自動スクロール仕様に対する修正¶

「マウスオーバーアイコンを表示している間は自動スクロールをしない」という案がある。

懸念事項¶

ただし、この場合は「マウスオーバーアイコンを表示し終わったときにどうするか」という規定が必要になる。

• RTもしくはふぁぼを実行し終わった場合
• マウスを動かしてマウスをアイコン外に移動した場合

上記それぞれについて

• あらためて自動スクロールさせる
• 自動スクロール条件を外したままにする

のいずれかとするか決める必要があると考えられる。

自動スクロールする場合も、その仕様を規定する必要があると考えられる。

• #304 の仕様でスクロールさせる
• 保留されているツイートの数に応じて早送りでスクロールさせる

マウスオーバーアイコン仕様に対する修正¶

現状のマウスオーバーアイコンは「マウスカーソルがアイコン上にある」という条件で表示される。
これを以下のように修正すると当チケットが問題として挙げている事故は防げると考えられる。

• マウスカーソルを動かしてアイコン上に入った場合にはマウスオーバーアイコンを表示する
• ツイートのほうが動いて止まっているマウスカーソル上に重なった場合はマウスオーバーアイコンを表示しない

懸念事項¶

#319-2 には以下のようなとしぁさんコメントが存在する。

ふぁぼは誤らないことより速度のほうが大事であり、自分をふぁぼることが間違いであるにせよ、そのためにモーダルダイアログによって操作を止められるよりは、誤ふぁぼを無視して次々ふぁぼっていくほうが建設的であり、オプションとして提供する必要もないと考えられる。

マウスオーバーアイコンに対する仕様変更はこの思想と相容れない可能性がある。

蛇足¶

現状のマウスオーバーアイコンの仕様として、以下のような挙動が観測されている。

• マウスオーバーアイコンを表示している最中に TL自動スクロールによりアイコンがマウスカーソルから外れても
  アイコン上にマウスオーバーアイコンが表示されたままになっている

結果としてTLのアイコンすべてにマウスオーバーアイコンが表示されたままになっているというケースもある。
この挙動の是非についてもついでに考察する? これは別チケットで対処すべき?