mikutter 0.3 からのライセンスについて
mikutter 0.3以降を、MITライセンスの下に公開する予定ですが、本日そのことを mikutter の貢献者の皆さんに正式にお伝えします。
以下、5月に発表した0.3の大綱からの引用です。
現在のmikutterのライセンスはGPL3ですが、今となってはmikutterにこのライセンスは適切ではありません。GPL3は、mikutterから派生したコードに同じライセンスを適用することを要求しますが、私はそれを要求するつもりがありません。そのため、mikutterプラグインにGPL3以外のライセンスを適用することが可能なのかどうかが不透明になるという問題がありました。
そこで、mikutter 0.3からは、MITライセンスを適用することを検討しています。理由は主に、mikutterはTwitterクライアントではなくTwitterに特化したBotフレームワークであり、フレームワークのような再利用されることを目的としたコードには、上記のような理由から緩いライセンスのほうが良いだろうということです。似たようなソフトウェアとしては、Ruby on RailsやSinatraが同じライセンスのもとで配布されています。ただし、mikutterは既に多くの人のパッチをいただいており、この変更にはその人たちの承諾を受ける必要があります。幸い、ある程度貢献度の高い人たちには直接話をして、既に意見を頂いています。そのうち、Redmineのニュースで開発者全員に正式にこのことについて説明をして、最終的な決定を下します。
引用元: http://mikutter.blogspot.jp/2013/05/03.html
変更動機などは上記のとおりです。公開したバージョンはあとからライセンスを変更できないため、次回リリースされる0.3からの適用とします。昨年12月から、貢献度が大きいと判断した人にはこちらから声をかけて承諾を得ています。mikutterフレームワークだけでなく、標準mikutterプラグインもMITライセンスに変更するつもりです。また、画像や効果音のライセンスについては、引き続き「クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植」を適用することになります。
発表から随分引っ張ってしまい、また0.3のリリース日も未定な中ですが、よろしくお願いします。
最後に、このことについて個人的な意見・提案がある場合は、README等に書いてある私のメールアドレスにメールしてください。私はこういった問題が不特定多数のmikutterを使わない人の目に触れても良い影響はもたらされないと思っていますし(長い時間をかけて様々な人と十分議論しております)、SNS、特にTwitterは議論に適さないと考えているからです。ご協力をお願いします。
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